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皆さんこんにちは。どの媒体でも大した話をしないことに定評のある浜野実です。

今日は、ある大手パソコン教室チェーンにお世話になろうとしたときのお話。


担当はいかにもな中年営業マン

営業っ気が強い気はしましたが、親切といえば親切。体験授業の手際も悪くありませんでした。

「できるだけ私が担当しますよ」とのことで、まあ悪くないかなと思い申し込み手続きに入ろうとしたその時、私は信じられない状況に追い込まれます。


約款は契約書にサインしてからのお渡し

約款、それは私も含めて皆さんが何かしらの契約をするときの約束事が書かれたものですよね。それが、ここでは契約書にサインしてからでないと見せてくれません。というか、講座パンフと一緒に適当に入れてお渡し、が基本みたいです。正直この時点でありえないんですが、どうして私がそこで引き返せなかったのか。次に続きます。


営業オヤジの圧力トーク、無限に出てくる料金プランシミュレーション

さすがというかなんというか、「何が何でもただでは帰さねえぞ」という気迫すら感じさせる営業トーク。「今のうちに資格取らないでどうするの?うちでないと取れないよ」とかなんとか。それでも走って逃げればいいと思いますでしょう。しかしその間に出てくる色々あれした料金シミュレーション。よく見ると謎の値引きがされています。値切り交渉を勝手にされているのです。私は阿呆なのでどこまで値下がるか見てしまいました。

結局8,000円ほど下がりましたが、頭金の4,000円を質に取られてその日は終わりました。


やった!クーリングオフで一撃必殺!!

「教室の雰囲気は悪くなかったが、売りつけ方が気に食わない…」その日の晩、苛立ちは怒りに変わりました。

本当はもっと早く行動に移すべきでしたが、さすが大手なだけあって、本部は21時まで電話が繋がります。速攻で電話し、クーリングオフ権の行使を宣言しました。

そこから先は早かったです。5分もしないうちに例の校舎から電話があり、返金の日時を決めました。


まとめ

アビ●には警戒したほうが良いでしょう。特にパソコンを習いたいご高齢の親族がいらっしゃればなおさら。営業トークは巧みでしたから。

あと、今回のア●バのカウンセリングに限らず、怪しいなと思ったらすぐ荷物をまとめて逃げましょう。今回はクーリングオフが効いたおかげで助かったようなものです。クーリングオフがなかったら…恐ろしいですね。

突然ですが、私、このコロナ禍の真っ只中に転職をすることになりました。

理由は色々あるのですが、決定打になったのは会社の体制について行けなかった(ついて行きたくなかった)ことです。あと数年は先だと思ってたんですが、ちょっと予定外でしたね。そんなわけで、新しい職場を探すことになりました。

しかし、手持ちのカード(状況)はこんな状態です。

  • 箱根駅伝には予選会にしか出られないけどそれなりに有名な大学の卒業
  • 24歳
  • 資格は社会福祉主事くらい
  • 精神疾患持ち(双極性感情障害)
  • 睡眠障害持ち(過眠症=居眠りのイメージ)
  • 関節リウマチ患者

まあ上の2つはそれなりに使えそうですがその下のすべてが足を引っ張って結局マイナスになっているような、そんな状態です。

実はこの状況は新卒の時とほぼ変わっていません。今回と違うのは、当時は「クローズド」で就活したということです。


「クローズド」、「オープン」ってなに?

「クローズド」や「オープン」という言葉、ピンとこない方が多いと思いますので軽く説明しておくと、

「クローズド(クローズ)」…就職活動をする際に、自身の持つ障害を企業側に伝えずに就職すること

「オープン」…就職活動の時点で企業側に自分の障害についてあらかじめ伝えておく(オープンにする)こと、そして理解の上で就職すること

です。

クローズドは高い収入の案件が期待できたりする代わりに、もし具合が悪くなってしまい通院や入院が必要になったときなどの会社側の対応はあまり期待できないということがあります。逆に、オープンにすれば、配慮や理解のある職場で安心して働くことができます。しかし、正社員雇用が少なかったり、収入の面では少し妥協が必要なのが現状のようです。そこで、新卒の時の私は安定と収入を狙ってクローズドの就職に挑戦したというわけです。


クローズドで就活した記憶、そして失敗

クローズドで就活するにあたって、当時の私は相当気を遣って企業を探した記憶があります。

満員電車に乗るとパニック発作で倒れるから反対側の空いている電車で行けるところへ。

残業が続くとリウマチにも睡眠にも良くないから残業の少ないところへ。

などなど。

そんなことを考えながら、病気のことをうまく避けられるような会社に入りました。それである程度はうまくいくだろうと思っていました。

しかし、それが失敗した、というのが現状です。

会社の方針が変わり、より活動的に動かなくてはならなくなりました。しかし今の状況では、それはとてもではないですが無理です。そうして、今までごまかしていた体力の低さ、具合の悪さが明るみに出てしまいました。特に、居眠りしやすい過眠症の症状が悪化したことが最悪の印象を与えてしまいました。こうなった以上、私の居場所はもうありません。そういうわけで、今度はオープンで就活し直すことにしました。


オープンにするということ

クローズドでの就活は、目移りしてしまうような高い収入や幅広い業務がたくさん集まって来ます。それらも魅力的ではありますが、やはり病気が悪化したことを考えると、自分には合わないなと思うようになりました。身の丈を知ったというのでしょうか。

また、オープンにするにあたって、今まで自分で説明してきた病状をきちんと伝えられるように、精神障害者保健福祉手帳の申請をすることにしました。これは来週診断書をもらってそこから申請書を書いて…となるので手元に来るまでもうしばらくかかりますが、現物が来る前にも求人サイトに登録したりすることはできるので、そのあたりをちゃんとやっておこうかな、と動き始めたところです。

2020/10/25現在は、通常の転職サイトからの案件も見つつ、障害者向けの求人サイトを探して登録してみている状況です。先は見えませんが、意外と楽しいです。


とりあえず今日はこのへんで。多分続きます。


2020/12/15追記:大学名をボカしました。しかし特に意味はないでしょう。Twitter追ってればわかるし。



Twitterの方で度々ネタにしていた”『ハーモニー』の読書感想文”が見つかったのでデジタル化(文字起こし)しました。

2012年、高1の夏休みの宿題として書いたものです。これが校内でちょっと表彰され、わたしは現在まで調子に乗ることとなります。その意味で、原点ともいえる文章です。

期限ギリギリに徹夜して書いたからか、あるいは今以上にかなり頭が悪かったのか、表現が重複してたり一文が長すぎてわかりにくくなっていたりしてアレですが、これもある種の禊として、ここに全文を放流します。


 調和と「自分」

 今年の一学期に、国語の授業の中で森岡正博氏の『無痛化する社会のゆくえ』という評論文を読みました。それは現代の、テクノロジーを発展させて目の前の苦しみやつらさから逃げ、またその苦しみやつらさが起きないようにあらかじめ手を打っていこうとする社会の流れの果てにあるのは「快楽や刺激がいくらあってもよろこびがなくこころが満たされない世界」であるとするものであったのですが、それを読んだ中でなんとなく思い出したのが伊藤計劃氏の『ハーモニー』で、買ってはあったのですがまだ読んでいなかったので夏休みを使って読んでみることにしました。

 この本の舞台は、テクノロジーの発展が社会の構成員の身体的状態を常に監視、指導することを可能にし、それによって病気という「苦しみやつらさ」を原因から駆逐された代わりに人間は互いに慈しみ、支えあうことが絶対とされる医療産業社会。登場する少女たちが抱いているのは「真綿で首を締めるような、優しさに息詰まる世界」に自分の体を言葉に、また社会の「リソース」にされることへの憎悪。そして主人公は一人の少女に扇動され、監視に逆らい餓死しようと試みます。そしてその十三年後、その時死ぬことのなかった主人公は、世界を襲う混乱の裏にあの時自分を導き、一人死んだはずの少女の影を見出し、追いかけていくのです。

 この本を読み始めた時、私はこの世界に対して大きな憧れを抱きました。今現在病気は駆逐されていないわけで、それが駆逐されれば、自分が生きたくても生きられないという状況に置かれてしまう可能性は減って、きっと寿命も延びる。それで喜ばない者はないでしょう。少なくとも私はそうであるので、実現したならどんなに良いものだろう、ぜひ実現してほしいものだと思ったのです。しかしこの少女たちはそうは思っていない。むしろ自分に堕落させてほしいと考えている。自分で自分を滅茶苦茶にしたいのです。

 こうして私の抱いた感想と登場人物、つまり当事者である彼女たちのそれとは正反対になったわけですが、ここにはある種の矛盾があるようです。

 つらさや苦しみのない、要するに生かされているだけで良い安楽な世界は、今がそうでないからでしょう、ついつい求めたくなるものです。そして今言ったように、ぜひ実現してほしいとも思っています。その一方で、人間は「自分」という意識で自分を生かすことによって生きていて、他のものに生かされているうちは生きていないとしたとき、社会によって生かされながら「自分」を生かすことはもちろんできません。しかし人間には自分が自分であるという意識が生きていく以上必要なわけで、そのせめぎ合いの中で無理矢理自分を出そうとした時、自分で自分を感じるための手段として一番手っ取り早いのが自傷行為なのでしょう。そして、この本の世界を『無痛化〜』で示されたものに近い表現にしてみれば、「つらさを感じることなく生きられるという最大の快楽があるが、よろこびや満足感はそこにあるものではなく一から見出し受け入れるものとなっている社会」といえるのでしょう。すると、ここでもやはりテクノロジーの発展と人間の生きるよろこび、満足感は同居できなかったことになります。

 この本の中で、そのことに対処するためとしてとられたのは、人間の意識自体を消してしまうことです。そうすることで、人間は「動物であることを完全にやめ」、「太古からそれに向かい目指し続けてきた社会的存在に。ようやく到達した」のだといいます。人間が単なる社会システムの一部であることに苦痛を感じなくなったこと、それは同時に、テクノロジーの発展に人間のこころがついに敗北してしまったことを意味しています。そしてそのままこの話は幕を閉じるのです。

 人間のこころ、つまり「自分」を取るか、それとも社会の調和を取るか。結局話の中では調和が取られてしまいましたが、やはり私は最後まで「自分」を取りたい。本当はあの話だってきっと、調和を得た後の何か先の者が本当はあるはずなのです。人間の、個人の意識がないままで終わってほしくないと願うのは、自己中心的な考え方なのでしょうか。今こうして個人の意識を持ち、感じている私という人間としては、そう思わないことには正直耐えられないのです。

 今こうしている間にもテクノロジーは少しずつ発展していて、私達の生活がまたひとつ快適になっていきます。そして苦痛のない幸福な生活もまた、これから先ずっと同じように願われ続けるのでしょう。それでも私は、たとえどんな苦痛がそこにあろうと「自分」は手放さないべきだ。それが、この夏私が学んだことです。





みなさまごきげんよう。浜野実です。今年もAmazonのプライムデーが過ぎていったわけでございますが、今年わたしはプライムデーで遂にFire7を買ってしまいました。以下、テキストでの簡単なレビューもどきです。


Fire7ってなんだっけ?

Fire7というのはAmazonが出している格安タブレット端末のひとつで、その名の示す通り7型の液晶を搭載しているモデルです。OSはAndroidをベースにAmazonが機能を制限したものが使われており、例えば Playストアなどがデフォルトでは入っていません(自己責任で入れられなくもないそうです)。Fireといえば昔はKindle Fireとか言ってたなあ、と思い出しながら、主にKindleアプリで読書をする用として今回ポチらせていただきました。

プライムデーのFire7、安い

このFire7、プライムデーの割引で、一番安い内蔵メモリ16GBモデルが3,280円。Kindleアプリを使うだけなら、Kindle Paperwhiteなどほかの(もっといい)選択肢もないことにはなかったのですが、いくらなんでも3,280円は安い。しかもFireはカラー液晶なので、画面解像度のことを考えなければの話ではありますが、小説の表紙も漫画のカラーページもカラーで見ることができます。おまけにmicroSDでストレージを増やせるときました。家にいつ買ったのか忘れたmicroSDが大量に転がっていて、ついでに最近本棚が埋まってきて苦しくなってきたわたしには最高のおもちゃです。純正ケースと画面保護フィルムと合わせて、気がつけばもうポチっていました。

Fire7(2019)、触った感じは?

まず良いところからいきましょう。個人的に一番いいなと思ったのは、Fireからプライム会員特典を使いやすい画面デザインになっているところです。今までプライム会員になっておきながらほとんどビデオも本も触っていなかったのですが、一度ログインすればどんどん様々なものがオススメされていくので、「見る(或いは読む)ものに困る」という状況はだいぶ減りました。特に、ストレージに余裕のある時に数本オススメのビデオをダウンロードしておいてくれる「On Deck」機能は面白いと思いました。また、今回の主役であるKindleアプリも、概ね見やすく、かつ明るく表示してくれるので使いやすいと感じました。この時点でもう個人的には合格です。サイズも小説の単行本くらいで持ちやすいです。

しかし、値段なりのところもあります。今回のFire7、2019年新型(第9世代)ということで、Alexaに対応したりmicroSDも512GBまでに対応したり、前モデルから若干進化しているようです。しかし、操作もヌルサクというわけにはいかず、本体はiPadやらに比べるとまあまあ分厚く、そしてそれなりの存在感ある重量。この製品はiPadや大手メーカー製のAndroidタブレットの並みの機能を求める人はハナから相手にしていないと思うのですが、微妙にスタイリッシュじゃないところは気になりました。あと、電池の持ちはあまりよくなさそうです。体感としては2年くらい使い込んだiPhoneをまた手にしたような感じ。常時待機するAlexaなどを動かしていたら一瞬で電池が終わってしまうのではないかという気がして、わたしはAlexaを使わずにただKindleリーダー兼プライムビデオ視聴機として使うことにしました。


総評:プライムデーとか安いときに買うならなおアリ!

色々書きましたが、わたしはこれを買ったことに満足しています。特に、極端に値段が安くなるプライムデーなどのときに買うならより良いと思います。価格以上の満足度でした。しかし同時に、結局のところ、Fire7はAmazonのサービスを使うのに最高に便利なアイテムなのであり、それ以上のものではないのかもしれないとも思いました。無理に普通のAndroidタブレットとして使うよりかは、Amazonの意図するように大人しく使うほうが満足度は高いでしょう。総じて、空いた時間にAmazonとちょっと遊ぶ、そんなことがしたい/できる人にFire7、おすすめです。


【2019年3月24日】

私が大学に入って出会ったもののうちささやかなるもののひとつに、打ち心地の良いパソコンのキーボードがある。特に気に入っていたのは、大学の図書館でデータベース検索のために置かれているパソコンのキーボードだった。見てみると、モニタにはそのパソコンがHp Compaqのものであることが書かれていた。Hp Compaqというのはその名の示す通り、ヒューレットパッカードがコンパックという会社を買ってできたブランドだったらしいが、今はもうない。一応図書館ではWindows7が動いていたが、デザインといい明らかに古そうだった。しかし、そのパソコンに最初から付属していたのであろうキーボードが、この上なく自分の好みだった。そいつは、打鍵音も大きくて、タッチも重くて、しかも沢山の人に使われてキートップがテカテカになっていたが、私の理想のキーボードそのものに感じられた。しかし、今のhpからは買えそうになかった。実際、2017年の冬にhpからデスクトップパソコンを購入したが、付属していたキーボードはとてつもなくペラペラのどうにもならないやつだった。

「ああいうのどこかで買えないのかな…」

諦めかけた時だった。私はなんとなく入った電気屋で運命の出会いを果たしたのである。

皆さんは「HHKB」というキーボードシリーズをご存知だろうか。

「Happy Hacking KeyBoard」の頭文字を取ってそう呼ばれるこのシリーズは、その大胆なキーの共通化によって画期的な省スペース化を実現し、プログラマーなどの技術者やブロガーに愛好者が多くいると言われている。このシリーズのキーボードは、テンキーはもちろん、Fキーすらも省略されている(※使う時は対応キーをFnキーと同時に押すと使える)ところが独特であり、Controlキーの位置がAの左に来ていたりする。それが使いやすく、「一度慣れたら手放せなくなる」と評しているブログも出てくる。それだけファンが存在しているシリーズということだろう。

で、わたしは、このシリーズの入門機である「HHKB Lite2 PD-KB220B/U(日本語配列、かな無刻印)」に出会い、購入することとなった。この機種は、HHKBの独特なキー配列はそのままにしながらも、上位モデルと違い、格安のキーボードでよく使われているメンブレン方式を採用したもので、その分値段が上位モデルの半額以下になっているというお手軽なやつである。それでも値段は5000円ほどなので購入には一瞬躊躇してしまったが、購入の決め手になったのはその感触だった。

このキーボードのストロークは3.8mmで深めであり、しかもタッチが重い。そう、その感触が、わたしの気に入ったあの図書館のパソコンのものとそっくりだったのだ!

HHKBの本来の機種(たとえば、Professional2とか)ならば、キーの仕様もメンブレンから静電容量無接点方式という高級なものになっているので、その分良いものであろうことは確かであると思う。しかし、今の自分にそれは釣り合わないと考えた。そもそも口座が定価23,000円のキーボードに耐えられない。そしてなにより、Lite2のほうが「図書館のパソコン」に近かった。そうであるから、いまのところは後悔していない。わたしの計画としては、Lite2でHHKBの使い心地を試してみてから、それで気に入ったならProfessional2やBluetoothモデルで正式にHKKBユーザーデビューしてみようかと考えている。とりあえず、今は不便も感じないし良い買い物をしたと思う。

【2019年3月29日追記】

数日使ってみたので、その感想をメモしておく。

①しっかりめの打鍵感

これはこのキーボードを購入するに至った一番の動機だが、この感覚は良い。「押した」という感覚が欲しいなら検討しても良いと思う。わたしはこのキーボードをソフマップで購入したが、売り場にあったキーボードの中でも屈指のタッチの重さであったと思う。この機種はメカニカルスイッチですらなくメンブレン方式であるが、しっかりした打鍵感が5,000円ちょっとで買えるのはお得ですらあると思う。ただ、ずっと使い続けていたらもっとタッチの軽いのが欲しくなるのかもしれない。その時は…まあ、Professional2とかを検討しましょう。

②「底打ち感」がほぼない

これは数日使ってみて気付いたことだが、強い力でキーを押しているのに、指先が全くと言っていいほど痛くならない。このキーボードの前にはS.T.R.I.K.E.TEというどうしようもなくゲーミング用途のUS配列&Kailh茶軸のキーボードを使っていたのだが、それはキーを押すたびに「カツーン!」と底に当たりその衝撃を指が受けてしまうような感じがあった。それが、HHKB Lite2にはない。だから、どこまでも文章を書いていける気がしてくるのである。これはまあ廉価版とはいえ値段も多少はするものであるから普通なのかもしれないが、わたしには新鮮であった。

③打鍵音は豪快→使う場所を考えよう

このキーボードを使っていると、「カチャカチャカチャカチャ…ッターン!!」とやりたくなるくらい大きな音が出る。幸いなことにわたしの環境では周囲に音で迷惑をかける心配はないが、これは職場や外出先にはちょっと持っていけなさそうである。コンパクトでスタイリッシュで、どこにでも持っていけそうなデザインであるから、音が大きいのは少し残念ではある。静音化する方法はいくつかあるらしいが、そうやっていじっているうちにそのお金でもっと外出向きのキーボードが買えてしまいそうなのでちょっと躊躇ってしまう。とりあえず、この音が騒音にならないところで使うことに決めた。

④矢印キーの存在

HHKBの中でもLiteにのみ存在するキー、それが右下の矢印キーである。Twitterで適当に検索すると、「Liteは矢印キーがあるからHHKBとしては邪道」とまで言われていたりするようだが、確かに、正直に言えばわたしも「確かに矢印キーだけなんか浮いてるよね…」と思わなくはない。しかし、矢印キーを自然と使っている場面も多く、否定しきることができないのが現状だ。しかしHHKBという、いわゆる「変態キーボード」の入門機であるLite2は、普通の配列のキーボードからHHKBに乗り換えんとする人にとってその橋渡しを確実にする役が与えられているはずだ。普通の配列からHHKBの配列へ慣れていく過程の保険として右下に矢印キーが設定されているとするならば、個人的には納得がいく。いや本当はどうか知らないけど。でもきっとそうですよね?



ページを充実させていたら案の定だんだんカオスになってきたので(個人的にはこの時を待っていた)、ここで、このホームページ及びブログの更新の方向について示しておきたいと思います。


まず、このホームページは「散逸したアカウントをまとめる拠点〈ハブ〉」として運用していきます。そのため、今のところはTwitterや他のSNSをやめてこっちに重点を置くという予定はありません。同時に運用していくことはひとつの挑戦でありますが、勉強しつつ気負わずにだらりと続けていくのが目標です。


また、「BLOG」欄ですが、こちらはそのまま日記として運用すると自分のTumblrと競合してしまいます。そのため、


Tumblr→日記

当HPの「BLOG」欄→日記以外


というように書くようにします。

「それ以外」の内容についてはまだ構想中ですが、とりあえずそうとだけ決めておきます。今できるのは簡単な読書記録とこれまたちょっとしたガジェット・レヴューになりそうだけどまあがんばります。


それともうひとつだけ。私の今の技術(ほぼゼロ)では、もうしばらくホームページの勝手を理解するのに時間がかかりそうです。そのためページの急な仕様変更等あるかもしれませんが、ご了承いただければと思います。


それでは、諸々よろしくお願いします。

Twitterでの諸々の表現規制強化の件で、類似のサービスであるmastodon内のPawooインスタンスにユーザーの大移動があるのではないか!?と噂されるようになった2月の終わりのこと、わたしはわたしの持っている各ソーシャルネットワーキングサービスはいくつあり、それぞれをどう運用していたか思い出す意味でホームページを開設することを思いつきました。おそらくきっとそう遠くないうちにここは単純な回顧のための、古臭いページになるのかもしれませんが、わたしという1人の人間が動き、デジタルの世界に残した爪痕を記録していきたいと思っています。
長くなりましたが、そんなわけで、どうぞよろしくお願いいたします。