実録・経験ゼロから始める転職放浪記 第1回 「クローズドからオープンへ」
突然ですが、私、このコロナ禍の真っ只中に転職をすることになりました。
理由は色々あるのですが、決定打になったのは会社の体制について行けなかった(ついて行きたくなかった)ことです。あと数年は先だと思ってたんですが、ちょっと予定外でしたね。そんなわけで、新しい職場を探すことになりました。
しかし、手持ちのカード(状況)はこんな状態です。
- 箱根駅伝には予選会にしか出られないけどそれなりに有名な大学の卒業
- 24歳
- 資格は社会福祉主事くらい
- 精神疾患持ち(双極性感情障害)
- 睡眠障害持ち(過眠症=居眠りのイメージ)
- 関節リウマチ患者
まあ上の2つはそれなりに使えそうですがその下のすべてが足を引っ張って結局マイナスになっているような、そんな状態です。
実はこの状況は新卒の時とほぼ変わっていません。今回と違うのは、当時は「クローズド」で就活したということです。
「クローズド」、「オープン」ってなに?
「クローズド」や「オープン」という言葉、ピンとこない方が多いと思いますので軽く説明しておくと、
「クローズド(クローズ)」…就職活動をする際に、自身の持つ障害を企業側に伝えずに就職すること
「オープン」…就職活動の時点で企業側に自分の障害についてあらかじめ伝えておく(オープンにする)こと、そして理解の上で就職すること
です。
クローズドは高い収入の案件が期待できたりする代わりに、もし具合が悪くなってしまい通院や入院が必要になったときなどの会社側の対応はあまり期待できないということがあります。逆に、オープンにすれば、配慮や理解のある職場で安心して働くことができます。しかし、正社員雇用が少なかったり、収入の面では少し妥協が必要なのが現状のようです。そこで、新卒の時の私は安定と収入を狙ってクローズドの就職に挑戦したというわけです。
クローズドで就活した記憶、そして失敗
クローズドで就活するにあたって、当時の私は相当気を遣って企業を探した記憶があります。
満員電車に乗るとパニック発作で倒れるから反対側の空いている電車で行けるところへ。
残業が続くとリウマチにも睡眠にも良くないから残業の少ないところへ。
などなど。
そんなことを考えながら、病気のことをうまく避けられるような会社に入りました。それである程度はうまくいくだろうと思っていました。
しかし、それが失敗した、というのが現状です。
会社の方針が変わり、より活動的に動かなくてはならなくなりました。しかし今の状況では、それはとてもではないですが無理です。そうして、今までごまかしていた体力の低さ、具合の悪さが明るみに出てしまいました。特に、居眠りしやすい過眠症の症状が悪化したことが最悪の印象を与えてしまいました。こうなった以上、私の居場所はもうありません。そういうわけで、今度はオープンで就活し直すことにしました。
オープンにするということ
クローズドでの就活は、目移りしてしまうような高い収入や幅広い業務がたくさん集まって来ます。それらも魅力的ではありますが、やはり病気が悪化したことを考えると、自分には合わないなと思うようになりました。身の丈を知ったというのでしょうか。
また、オープンにするにあたって、今まで自分で説明してきた病状をきちんと伝えられるように、精神障害者保健福祉手帳の申請をすることにしました。これは来週診断書をもらってそこから申請書を書いて…となるので手元に来るまでもうしばらくかかりますが、現物が来る前にも求人サイトに登録したりすることはできるので、そのあたりをちゃんとやっておこうかな、と動き始めたところです。
2020/10/25現在は、通常の転職サイトからの案件も見つつ、障害者向けの求人サイトを探して登録してみている状況です。先は見えませんが、意外と楽しいです。
とりあえず今日はこのへんで。多分続きます。
2020/12/15追記:大学名をボカしました。しかし特に意味はないでしょう。Twitter追ってればわかるし。
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